3つの設立理念

私は「フェイマスアカデミー」を次のような3つの想いから、設立しました。

  • 受験だけで終わらない「真の学力」を養成しよう。
  • 幅広い視野を持ち「夢や目標を持って生きられる子」を育てよう。
  • 教育を通して「人々を幸せにできる優秀な人材」を未来社会に送り出そう。

順番にご説明していきます。

① 受験だけで終わらない「真の学力」を養成しよう。

結論から申し上げましょう。私は、受験勉強という経験で失うものと手に入るものを比べたら、手に入るものの方が多いと思っています。

たしかに、受験は過酷です。特に中学受験などは、小学生が1日4~5時間もの勉強を、学校以外で2~3年間も続けるわけですから。そのうえ、家族や教師たちから「合格しなければならない」というプレッシャーを常にかけられ続けるのです。やりたいことを我慢して、嫌々机に向かう日も多いでしょう。――高々10歳そこそこの少年少女にとっては、大きな苦痛を伴います。

しかしそれらの生み出す結果は、子どもの周囲を取り囲んでいる「親・教師」の関わり方や意味づけ次第で、プラスにもマイナスにもなるのです。

中学受験に限らずどんな受験勉強でも、子どもたちがそこから学んでいることは、教科の内容だけではありません。ライバルとの切磋琢磨。合格という成功体験で得られる自信。不合格という失敗体験で得られる客観的視点。――これらは、子どもたちが自分のやりたいことを我慢して、自分に厳しく取り組むからこそ得られる、貴重な体験です。

また、親や教師、仲間たちとの人間関係の構築過程も、受験勉強から得られる大きな精神的成長として、忘れてはならないものです。礼儀・規律・秩序。摩擦・衝突・対立。融和・援助・理解。そういったものを早くから身をもって覚えられることは、受験の大きなメリットです。

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ところで、これらのさまざまな成果を握りつぶすカンタンな方法が1つあります。それは「合格だけを目標にしてしまうこと」です。

「結果がすべてだ!」とか「合否結果が人生を決める!」などということを口にするような人は、以前に比べれば減ったように思います。しかし、表情や態度や発言の端々にそのような気持ちが現れてしまっている親や教師はまだまだたくさんいます。

わかっているはずです。あなたご自身が。あなたのこれまでの人生は、入試結果で決まりましたか? ――左右されるぐらいはあったかもしれませんが、決定要素じゃなかったはずですよね。なのにどうして、そこまで顔色を変えて我が子にプレッシャーをかけるのでしょうか? それが多くの「燃え尽き症候群」を生み出しているのだと薄々わかっていながら…。

受験勉強は、楽しくやるものです。今の子どもたちが将来大人になったときに、小6や中3や高3のころの思い出が「なんて楽しかったのだろう」と思い起こせるような経験をさせてあげたいですよね。そして、その結果「志望校合格」がついてくればそんなにいいことはない。受験勉強はハッキリ言って、本来、ゲームよりマンガよりずっと楽しいものなのです。

それが証拠に、合格する子というのはえてして、ワクワクしながら受験を楽しむ子であって、苦しみながら受験を乗り越える子ではありません。「塾の教師が何を言っているんだ!?」とお思いですか? いえいえ、これが20年以上もの間、厳しく生徒を教えてきた私の、現時点での結論なのです。

「そんなに世の中甘くない!」という声が聞こえてきそうですね。でもこのセリフ、たいてい自分の努力不足なのに思い通りにいかないことを世の中のせいにしている人に多いのです(そもそも「世の中甘くない!」なんて12年や15年しか生きていない子どもたちに言うセリフではありません)。

私は、受験生をワクワクさせながら成功へと導く伝道師でありたいと思っています。


②幅広い視野を持ち「目標・夢を持って生きられる子」を育てよう。

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私が20歳のころ、携帯電話やインターネットはまだ普及していませんでした。しかしその後ほんの20年の間に、わたしたちの情報環境は目覚ましく進化し、今ではICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)教育の必要性も盛んに叫ばれるようになりました。今でも目まぐるしく変化し続けています。明らかに、時代の流れるスピードが速くなっているのです。ですから、この変化スピードについていけるかどうかが現代社会で生き抜いていけるかどうかを決定するカギとなるといっても過言ではないでしょう。

そんな中、こどもたちの職業観や、世の中に対する考え方は、どう変化したのでしょうか。長年現場で生徒を教えてきた私が見るにつけ、ここ20年の間に、「なりたいもの(夢や目標)がない」「欲がない」という子がかなり増えてきたように感じます。これは、世の中の構造や進むべき道(選択肢)が子どもたちに見えていないことを意味します。視座が低いのです。

就活をする大学生も、進路を決めるのに四苦八苦しています。手段と目的が逆転し、就活そのものをクリアすることが目的になってしまうような子もいます。もっとも、やりたいことだけをやり、何不自由なく過ごしてきた学生たちにとっては、そうなってしまうのもある意味当然といえるかもしれません。「Want(やりたいこと)・Can(できること)・Must(すべきこと)」の3つを、バランスよく見い出すことができないのです。Wantばかりになってしまう子が増えているということです。

このような状態に陥らないように、視座を高め、世の中を出来る限り俯瞰し、自分の進むべき方向をスピーディーに見い出せるように導くことこそが、教育者に課せられた役割期待です。

社会に出るまでの22年間あまりのINPUT期間を、どれだけ濃密度に過ごせたかどうかで、その後が決まります。これをお読みの保護者様にも、この点はぜひ強く意識して頂きたいと思います。

そして、その達成のために欠かせないのが、幅広い知識と柔軟な思考力を身につけることです。教育の第三者機関である私塾に課せられた使命はここにあります。家庭や学校で得た知識や経験を昇華させ、高い適応力と柔軟な思考力に変えていく必要があるのです。

ぜひあなたのお子さんの知力を向上させるためのお手伝いを私にさせてください。


③教育を通して「人々を幸せにできる優秀な人材」を未来社会に送り出そう。

こどもたちは将来、なんらかの職業につくことになるでしょう。仕事というものは自身をも含め、人を幸せにするためにするものです。そして、その影響力の範囲が広ければ広いほど「優秀な人材」といえます。

1人でも多くの人々の生活に影響を与え、人生を豊かにしていくことができる。そのような人材を育てることが、教育者としての喜びであり1つのゴールだと私は考えます。

学習塾は、単に「受験の成功」のためだけにあるわけではありません。もしそうだとしたら高いお金を払って通う価値などあまりないでしょう。ぜひとも学習塾を「課題発見と克服の場」「目標達成の訓練の場」として、うまく活用してください。そして、①~③でお話ししたような成果に結びつけて欲しいと思っています。

3つの設立理念と結びつく3つの教育方針

以上の設立理念から、3つの指導方針を導き出すとこうなります。

  • ミスから学ぶ姿勢の養成(学び、成長するためにミスやエラーを大切にする)
  • 柔軟な思考力を身につける(「図解思考」で本当に「頭のいい子」を育てる)
  • 受験で終わらない学力の育成(学力を生き抜く力に変えられる子供を育てる)

こちらも、1つずつ具体的にご説明していきます。

「ミスから学ぶ姿勢の養成」

私はミス(間違い・不正解)を大切にします。ミスは放置しません。必ず原因究明を行い、次に生かします。それにより真の学力が身につくのです。失敗にこそ、成長のヒントが隠されています。ここは最もこだわります。なぜなら、間違いから学ぶことこそが最速最短の学力向上のカギだからです。特に算数・数学ではこのことが顕著だといえます。

「柔軟な思考力を身につける」

柔軟性の図

時代に必要とされる大人になるためには柔軟な思考力が何よりも重要になります。柔軟な思考力とは、右の図にある3つの要素を指します。

「相手の立場に立つ」とは言い換えれば「逆転の発想ができる」ことを意味します。問題を解くときに、問題を作った人の気持ちになれるかどうか? また証明問題で「仮定から結論」ではなくて「結論から仮定へ」と逆をたどれるかどうか? それが相手の立場に立つということです。

「変化への対応が速い」とは、例外的なことや突発的なことが起こった時に、すぐさま機転をきかせて臨機応変に対応することができるかどうかです。算数・数学ならば、いつもと違う形式の問題が与えられても、経験や知識と照合して問題の本質を素早く見抜くことができるかどうか、ということです。

「前提を疑うことができる」とは、何か新しいことを見聞きしたときに「へぇ」と感心するだけでなく「なぜそうなるのか?」「本当にそうなのか?」と考えられる。算数・数学ならば、常にもっと簡単な解法はないかと考える。そのような力です。


「受験で終わらない学力の育成」

以上のような力を身につけたあかつきには、こどもたちが社会人になったときにもっとも必要とされる「問題発見力」「問題解決力」の、ベースをつくることができるでしょう。これが受験で終わらない「一生モノ」の力なのです。

ですから私の指導は、横道にそれることも多々あります。算数・数学の授業で「これは受験に出ないから飛ばしますよ」「ここまでは期末試験で問われないので扱いません」という姿勢では、受験が終わった後にも役に立つ「本当の学力」を身につけることはできません。

「本物の学力」というのは「開いた学力」を指します。1つ学ぶと、そこから道が分岐して関連する色々なことがらに結びついていくイメージです。一方「点数をとるための学力」とは「閉じた学力」を指します。すべてが「テスト答案」だけに集約されていくイメージです。

テストで点数をとることは、自信をつけモチベーションを上げるためにも、重要かつ不可欠です。しかし「本当の学力」というものは、得点力アップの方策を学んだだけでは身につきません。それは、入口にすぎないのです。特に、中高6年一貫校に通うお子さん方においては、せっかく高校受験がないのですから、受験だけで終わらない「本物の学習」をじっくりと、進めてほしいと考えています。フェイマスアカデミーのグループ指導は、そのためのコースです。

フェイマスアカデミーの基本方針は、以上3つの考え方です。賛同される方は、ぜひ当塾へお子様をお預けください。

塾名に込めた意味と想い

最後に「フェイマスアカデミー」の「フェイマス」(FAMATH)という言葉に私が込めた意味について、ご紹介しておきましょう。

私は塾名に3つの意味を込めました。1番目の意味はこうです。

 Flexible Arithmetical and Mathematical Ability to THink

すなわち「柔軟な算数・数学の思考力」を育てる、という意味です。でも、2つ目のウラの意味は、こうです。これはあくまでも偶然ですよ。

 福嶋(Fukushima)淳史(Atsushi)の数学(MATH)塾。

そして、3つ目の意味は・・・そうです。すでに皆さん気づいていらっしゃることでしょう。

 子どもたちに将来「有名(Famous)」になってほしい。

私は自分の教え子たちにどんどん有名になってほしいと思っています。TVタレントのような有名性というよりも、それぞれの選んだ道でトップを目指し、知る人ぞ知る「その道のプロ」とか「組織のリーダー」になってほしい。この世に生を受けた以上、大きな夢や高い目標をもって日々を過ごしていってほしいと、切に願っています。

――以上3つの意味が込められた「フェイマスアカデミー」。早く慣れ親しんでいただけると嬉しいです。

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